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設計コンセプト
● 立地と概要
敷地は調布駅から車で5分程度の、周辺には農地も多少散在している住宅地にある。隣接地には母体の医療法人が運営している病院があり、医療的に十分なバックアップ体制も可能となっている。なお、ちょうふ花園は東京で第1号の新型特養となった。
● 全体計画
・ 1階をディサービスと管理部門、2・3階を4ユニットづつで計8ユニット(入所定員80人)としている。 2・3階共2ユニットでひとつのウイングを構成し、中央はエレベーターや浴室を含むコアとしてふたつのウイングを結び、H型のプランとなっている。
・ 2階には8ヶ所の坪庭を配している。坪庭の設置により、心地よい通風と採光を得られるほか、2階が1階であるかのような印象を抱けるため、入居者の落ち着きを得ることが出来る。そして、各坪庭には四季のテーマを設定して植栽を含む意匠を異ならせてあるので、建物内でも季節の変化が感じられる散歩を楽しむことが出来る。
・ 外構には花の咲く木を多種植えた。また、畑と花壇を設け、地域との自然な交流の場となるよう意図した。
● 居室・ユニット
・ 各ユニットの食堂は他のユニットの食堂と隣合わせにしており、小さなイベントやパーティなどのほかに個人的交流も含め、ユニット間交流が行なわれやすくなっている。
・ 居室は間口を広めに計画し、好みのベッド配置が選択可能となるように考えた。また、居室は全室にトイレと洗面器を整備した。
・ 居室内にはエアコンの他に輻射熱式のパネルヒーターを設置し、風が吹かない暖房を選択することも出来るよう配慮した。
● 意匠・ディテール
・ 白系のモダニズムの空間は、ともするとお年寄りが貧相に映り易い。それゆえ全体に木質系材料を多用し、テクスチャーも租面のものや光沢の少ないものを多く用いた。色彩計画もY〜YR系の暖色を中心とし、お年寄りが映える(雰囲気、肌の色)空間とすることに努めた。
・ 廊下や食堂などは大きな空間とならないよう空間を分節化し、天井高や幅も住宅的寸法とすることにより、落ち着きの感じられる空間となるように考えた。
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デイサービス |
談話コーナー |
食堂 |
居室 |
居室便所 |
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