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天明六年六年、江戸を襲った大雨の夜、甥の定次郎を何者かに殺された立原周乃介は、 その原因を調べていくうちに、定次郎が米問屋柏木屋のことを探っていたことを知る。 柏木屋の主人、任三郎にはどうにも後ろ暗い過去がある。 核心に迫る周乃介の周りで、 不穏なことが多発するようになり―。 あなたも周乃介とともに事件を追いつつ、江戸の町歩きを体験できる、鮮烈のデビュー作。
1948年、山形県酒田市生まれ。仲間とともに建築・都市環境計画の事務所を設立。長く、建築やまちづくりにかかわる。 五十の声がきこえそうになり、ふと四半世紀ぶりに小説を書き始める。1999年、「超高層に懸かる月と、骨と」で第三十八回オール読物 推理小説新人賞を受賞。2004年、『夏の椿』(原題「天明、彦十店始末」)が松本清張賞の最終候補作になり、デビュー。
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